岬があるとついつい行きたくなる岬マニアの旅行記です。今日ご紹介するのは佐田岬です。
岬は「○○岬入り口」という看板を見つけてから岬や灯台まで長く感じるものですが、今回ご紹介する岬は、岬がある半島そのものがめちゃくちゃ長いんです。
なので、半島の先っぽに立つのが他の岬よりさらに困難なんです(^_^;)
▽この記事の目次▽
佐田岬半島は日本一の長さ
佐田岬のまずは場所のご紹介です。地図がこちらです。
おなじみになりつつありますが、
地図の縮尺の「-」(マイナス)を3回くらい押して、広域にしてみてください。
どのあたりだかわかりましたか?
そう、四国の愛媛県です。
縮尺を変えないと四国かどうかもわかりませんね。
愛媛県ってこんなに九州の方にぴよーんと細長く伸びているんです(*^_^*)
おもしろい地形ですね。向かい合っている県は、九州の大分県です。
地図を見ただけでも佐田岬半島はとても長い半島だということはわかりますね。
なんと全長約50キロあります。日本一長い半島です。
佐田岬と佐多岬
ここでひとつ注意点です。
ややこしいので佐多岬と佐田岬について、ここで整理しておきましょう。
佐田岬とは愛媛県の西に方にある佐田岬半島の先っぽの岬のことです。半島の名前は岬の名前そのままですね。佐田岬半島は「さだみさきはんとう」と読みます。
一方、佐多岬は鹿児島県にあり、本州最南端の岬です。
とんでもなく違う場所なので、行こうと思った方は間違えないようにご注意ください。
この2つは読み方も異なります。鹿児島県の佐多岬は「さたみさき」、今回ご紹介する愛媛県の佐田岬は「さだみさき」です。ややこしいので、ご注意ください。
佐多岬の記事はこちら
~本州最南端 鹿児島県の佐多岬の紹介記事~
佐田岬半島に行ってみよう
佐田岬半島への行き方をご紹介します。
愛媛県八幡浜市
佐田岬半島の付け根には八幡浜市という比較的大きな港町があります。
八幡浜市にはフェリーターミナルがあり、九州の大分県(臼杵港、別府港)に船で行くことができます。
八幡浜港|九四航路|航路・時刻表・のりば案内|オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社
ちなみに
八幡浜港の近くには「どーや市場」という魚市場があり、近くには道の駅もあります。愛媛と言ったらみかんですよね。道の駅にはみかん製品もたくさん置いてあります。
愛媛のものを買ったり食べたりするのに楽しい場所ですので、近くに行ったらぜひ立ち寄ってみてください。
ちなみに松山駅や松山空港から佐田岬半島の入り口までは車で1時間半ほどです。
八幡浜までは鉄道で行くこともできますが、その場合も八幡浜から佐田岬半島へ行くには車(バスがレンタカー)での移動となります。
佐田岬灯台近くの港
佐田岬半島は長い半島なので、半島にいくつか港があります。
その中で半島の先の方にある三崎港は大分県と船で行き来できますので
九州側から佐田岬半島や佐田岬灯台に行くには三崎港を使う手もあります。
しかし
日本一長い半島を感じたいなら
半島の付け根からひたすら車を走らせるのがおすすめです。
佐田岬半島はこんなところ
佐田岬半島はリアス式海岸になっており、海の幸がたくさん捕れます。
また温暖な気候のため柑橘類の栽培も盛んです。
佐田岬半島の名産品
つまり海の幸も山の幸もあるというなんとも贅沢な場所です。
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☆いろんな半島の名産品を紹介しているサイトを見つけました☆
佐多岬半島の観光
佐田岬半島は海も山も見どころたくさんです。
佐田岬半島および佐田岬近くには、ドライブスポットもいくつかあります。
・車で走るとメロディが車の中で聞こえるメロディライン
佐田岬半島に入ってすぐで、気持ちのいいドライブルートでした。(たしかにメロディが聞こえました♪)
また佐田岬半島にはドライブには欠かせない道の駅もいくつかあります。
・伊方町観光物産センター 道の駅きらら館
・瀬戸農業公園
その他
見晴らしのよい権現山展望台、風車が見れるところ、「アコウ樹」、「樹齢1000年のクスノキ」といった自然を楽しめる場所もあります。
佐多岬周辺で泊まるなら
佐田岬半島には港がいくつかあるので、泊まるとしたら民宿や旅館になるでしょう。
松山までは車で1時間半ほどですので
★松山市内に泊まるのもいいと思います。
★近くには道後温泉もあります。
道後温泉の場所はほぼ松山ですので、こちらも佐田岬には1時間半ほどで行くことができます。
~道後温泉について紹介した記事はこちら~
佐田岬灯台までの道のり
佐田岬半島の先っぽに駐車場があります。
灯台にはこの駐車場から約20分歩くと行くことができます
【灯台までの道】
まずこのような山道みたいな道を歩きます。灯台近くには舗装されていない道や階段も出てきますので、歩きやすい靴で行くのがおすすめです。
本当にこの道であっているのだろうかという印象の道ですね(^_^;)
半島の先っぽへ向かっているはずなのに、まるで山道です。
入り口も少しわかりにくいですが、「入り口」という標識があります。
しばらく似たような道を歩くと、少しひらけてきます。ようやく海が見えてきました!
海が見えてきたのでそろそろ灯台かと思ったら、島のような山のようなものが見えてきました(O_O)
んー、灯台はどこでしょう(きょろきょろ)
佐田岬は西に向いている岬なので、私は夕日を見ることを目指していました。
が、徐々に太陽が沈みかけています。急がねば!
このまま島のような山のようなものの中へ突き進みます。
分かれ道。
右に行くと灯台ですが、左には展望台があります。
【椿山展望台】
展望台は「椿山展望台」と言い、大分県も見えますが、灯台を見ることもできます。
椿山というのは椿が咲く山の上にあるからのようです。
島のような山のようなものの正体は、本当に山だったんですね(・∀・)
展望台にはハートのモニュメントがあります。映えるような写真を撮れるようにということでしょうか。
展望台から見える灯台がこちら
夕焼けもきれい。なんとか夕暮れ時に間に合いました。
佐田岬の灯台情報
【駐車場】あり(無料)
【公式サイト】佐田岬灯台 |さだみさきナビ
佐田岬灯台は2017年に点灯100年というとても歴史のある灯台です。
【四国最西端の灯台】
さっきまであんなに小さな灯台でしたが、近づいてみると大きく感じます。
明治時代にできた灯台というのも納得の、堂々としていておしゃれでかっこいい見た目です。
灯台の近くの階段があります。
【佐田岬灯台を見上げてみました】
灯台を下から見上げてみました。やはりかっこいいです!
【佐田岬灯台からの景色】
四国と九州、こんなに近いんですね。
佐田岬の感想
佐田岬、いかがでしたか?
個人的には外海に経つ岬の方が萌えますが
四国から九州を海越しに見るというのも乙ですね。
今回訪問したのは夕暮れ時だったので、佐田岬半島での観光は道の駅に少し寄ったくらいであまり遊ぶことはできませんでしたが、食べ物が美味しそうなので今度はゆっくりしたいです。
ちなみに佐田岬灯台に行ったのが日没直前だったので、帰り道はすっかり暗くなってしまいました。
佐田岬半島の道は舗装はされていますが、くねくねした道で、海と山ときどき港という景色ですので、カーナビを見ていても岬から遠ざかっているのか近づいているのかわからなくなってしまいました(^_^;)
みんさんも佐田岬に行かれる際はお気をつけくださいね。