違和感を覚えたデータ活用、翻弄されない自分でいたい。
ここのところの報道を見ていて
なんだか疲れてきちゃった(o´Д`)=зのは私だけでしょうか。
未確定の事柄が飛び交い、情報が錯綜し、なにがなんだかわからなくなってくる。
その中で違和感を覚えたことがあったので、それについて書きたいと思います。
最近のニュースより
先週末より
11月下旬の3連休はいろんな観光地で人出が多かったというニュースをたくさん耳にしました。
といった感じでたくさんのニュースが溢れています。
その比較意味ある?
その中に3月下旬の3連休と11月下旬の3連休を比較して11月下旬の3連休は人出が増えたと伝えている記事もあります。(携帯電話の位置情報データから人の動きを分析しているそうです。)
「緊急事態宣言前の3連休と比較して増えました。緊急事態宣言解除後、最も多い人出でした。」
なんかいかにももっともらしい言い方なので、「そうか!人が増えたんだな」って思わされちゃいます。
んー、
3月下旬の3連休と11月下旬の3連休を比較するって意味あるのかな?
と違和感を覚えました。
3月下旬ってどういう時期だかわかりますか?
11月下旬、つまり今ですがどういう時期だかわかりますか?
3月下旬の日本
3月下旬とは東京や京都は桜が見頃の季節
この頃は大型イベントの中止要請や外出自粛要請をがあり
「ロックダウン」「首都封鎖」そんな言葉に不安を覚え
緊急事態宣言が発令されると生活がどうなるのかよくわからなかった時期です。
その不安から食料や日用品がスーパーから消え、販売の個数制限もありました。
マスクは全然売ってなかったですよねー。
まだあの頃はマスクせずに電車乗ってる人もいたなぁ。
11月下旬の日本
かたや11月下旬は東京も京都も紅葉真っ盛り
そして私達は
今、緊急事態宣言が発令されるとどんな生活になるのか想像することができます。
こらから今までとは違う状態になったとしても応用できる経験値が私たちにはあります。
だから食料や日用品の買い占めもなくなりました。スーパーには安定的にモノが陳列されています。
なによりマスクを買おうと思えば買えますしね。
(最近はいろんなマスク売ってるし、マスクの専門店なんて店まであります(^_^;)変化への対応力には頭が下がる。)
もう、なにがなんだか・・・
3月下旬も11月下旬もどっちも観光産業界では繁忙期ですが、季節が異なります。私達の置かれた状況だって違います。
3月下旬と11月下旬を比較するということは何を比べているのだろうか?桜と紅葉を比べているの?と思ってしまいました。
これが私の違和感でした。
他にも、連休初日と最終日の比較、前年同月の休日と比較、連休の前の週末と比較している記事やニュースを見かけました。
もう数字や%ばかりで、増えたんだけ減ったんだか、なにがなんだかわからなくなってきました。
データの活用
感染者数に関する報道も、感染者数だけでなく陽性率とか重症患者数とか病床率とか・・・いろんな数字が報じられています。最近の専門家は「重症患者数」を重要視しているって先日ニュースで言ってました。
冒頭でぼやいた最近私が疲れたわけは
GoToトラベル事業の報道に翻弄されている、世の中がざわざわしているというのもありますが、様々な数字が世の中に溢れすぎて、疲れちゃったのかもしれません。
データは単なる数字の集まりに過ぎないのだろうけど、その活用の仕方で全く印象が異なりますね。どのデータを活用していくか、世の中に溢れる数字に翻弄されずに冷静に行動していきたいものです。
〜気になってる本〜
そこで気になっているのがこの本。ご存知『ファクトフルネス』。
観光産業には直接関係ありませんが、様々なデータが溢れ、いろんなニュースが飛び交う世界に生きる現代人として読んでみたいなって思ってます。
では今日はこのへんで。