日本の観光産業がこれから歩むべき道を学びたい人におすすめの本〜みんなで今と未来を考えよう〜
今はとても大変な観光産業なので「もう観光なんてだめな産業だ」って思ってませんか?
そんなことありません。私たち観光産業には明るい未来が待っています。
今日ご紹介する本を読むと「未来に向けてできることはまだたくさんある」とこれからの日本の観光産業を前向きに考えることができます。
長年、観光産業に従事している私もこの本を読んで、まだ勉強することはたくさんあるなって感じました。それに観光ってやっぱりおもしろい!(^o^)そう思えました。
気になった方はぜひチェックしてみてください。
ご紹介する本は
『観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード』(村山慶輔著)
観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード [ 村山慶輔 ] 価格:1,980円 |
こんな人におすすめ
- 観光産業に従事している方
- これから従事してみようと考えている方
- 地域を盛り上げたい方
- 日本の観光について少しでも興味のある方
などにぜひ読んでほしいです。
具体的にお話ししますね(*^_^*)
この本のターゲットは広い
この本『観光再生』 のターゲットはとても広いです。
グリーンツーリズム、オーバーツーリズムなど「○○ツーリズム」という言葉、みなさんもいくつかご存じだと思いますが、聞いたことあるけどいまいちわからない、今更聞けないという人もいるのではないでしょうか?
そういう人からもっと専門的なキーワードを学びたい人まで
観光の初級者から上級者まで様々な人の知りたい欲求に応えてくれる本です。
観光産業に従事してい私も初めて聞いた「○○ツーリズム」がありましたので、その中の1つをご紹介しますね。
みなさんは「レスポンシブルツーリズム」って知ってますか?最近では感染症拡大をきかっけに、またSDGs*1という言葉の広がりとともに知られるようになった言葉かもしれません。日本語では「責任ある観光」となります。観光地側だけでなく、観光客も地域住民や自然環境のことを考えて行動するという考えで、オーバーツーリズムを改善できる手段のひとつじゃないかとも言われています。私の説明を聞いて、何言ってるんだかわからない、ちんぷんかんぷんという方もこの本『観光再生』 の中ではもっとちゃんと説明してありますので見てみてくださいね。
これからの観光産業を知りたい人
ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代における観光についてを学びたければこの本が断然おすすめです。
どうしても今はコロナ前に書かれた本を読むとき2020年から新型コロナウイルス感染症が流行することがつい頭をよぎってしまいます。
その点、この『観光再生』 はウィズコロナ時代やアフターコロナ時代の観光についても言及しています。
新型コロナウイルスによって世界は一変し、これからもまた変わるでしょう。特に観光産業は大きな変化のときです。日本の観光産業は今をどう生きるか、これからどうあるべきか、この本を読むことで学ぶことができます。
どんな本?
中身はざっとご紹介すると
第1章 観光再生に欠かせない「サステナブル」という視点
第2章 「新技術」でネクスト・ステップへ進む
第3章 観光の新たな「トレンド」を捉え、対応する
第4章 「新戦略」で未来のニーズを先取りする
第5章 地域を支える「人」を育てる/呼び込む
内容のポイントをお伝えします。
観光に関するキーワードを紹介
サブタイトルにある『28のキーワード』は、先ほどの「こんな人におすすめ」のところでもお話ししましたが、ずっと変わらない普遍的な基本キーワードから専門的なキーワードまで網羅しています。
専門的なキーワードも専門書のような堅苦しい説明ではなく、観光先進国の事例を紹介しわかりやすく書かれています。観光に興味のある方ならどんどん読み進めることができるでしょう。
読み進めていくうちに日本の観光産業がこれからどのように歩んでいったらいいか、何が足りないのか、どのような考えを持てばよいのかなどを考えることができます。
ウィズコロナ/アフターコロナ時代と観光産業
先ほども書きましたが、この『観光再生』 はアフターコロナのことも見据えてこれからの日本の観光産業について言及しています。
読み終わったあとには、今はぼろぼろの観光産業だけど、これからの観光産業には明るい未来が待っていると信じることができます。
というより観光で日本を明るくすることができるって思うことができます。
サステナブルと観光
最近、流行りのサステナブルですが、サステナブルはSDGsの最初の「S」です。え?サステナブルって観光と関係あるの?って思うかもしれませんが、それはこの本を読むとわかるのですが
ざっくり言うと
世界でロックダウンや日本で緊急事態宣言が発令された2020年。
ヴェネツィアの運河の水はきれいになり、京都の竹林はより美しく、地球の空気がきれいになったと言われていました。
観光に携わる者として逃げてはいけない問題なんですよね。
ほら、観光と環境の関係が見えてくきたしょ?私たちの好きな観光ですからずっと持続可能なものにしていきたいですよね。サステナブルと観光の関係、少しつかめましたか?
話がずれるようですが(ずれてないんだけど)
繁忙期や混んでいる場所を避ける分散型旅行。
これは今は「感染拡大防止」という目的だけど、この分散型旅行は「環境」のためにもなると思いませんか?
分散型旅行という発想を今いろんな観光産業の企業や自治体が持っています。
アフターコロナ時代は、その目的は変わり、環境のための分散型旅行が定番になるでしょう。うん、なんか今から楽しみだ(^o^)
(分散型旅行に関する記事はこちら)
今読むべき理由
新型コロナウイルス感染症の流行がなかったとしても変わらない普遍的な内容の記述もこの本にはもちろんたくさんあります。
しかし、新型コロナウイルスのことが書いてある本はまだこの世にそんなにないはずです。ましてやこの本はやGoToキャンペーンのことまで書いてあるんです(・∀・)
ころころ状況は変わる時代ですが、今だから持てる発想や考えられる視点があります。
というわけで、この本『観光再生』 はウィズコロナ時代の今だからこそ読むべき本と言えるでしょう。
書いた人はこんな人
この本の著者は
インバウンドツーリズムを通じて、日本を元気にする
というミッションを掲げている株式会社やまとごころの代表、村山慶輔さんです。
観光で日本を元気にする
その気持ちにとても共感します。私もこのブログをそんな思いから立ち上げました。
株式会社やまとごころさんはインバウンドの情報提供やコンサルティングなどをしている会社です。その会社の代表の方ですのでまさに観光産業で働いている方が書いた本ということになります。
観光産業のこといろいろ言う人はいるけれど、実際に観光を仕事にしている人の目線で観光について語られていますので、納得感が違います。
まとめ
- 観光に興味があれば誰でもおもしろい
- 今こそ読むべき
- 未来を考えるきっかけに
ぜひ気になった方はチェックしてみてください。
観光再生 サステナブルな地域をつくる28のキーワード【電子書籍】[ 村山慶輔 ] 価格:1,980円 |