Japan Tourism by DD

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連休に人気の観光地へはもう古い「分散型旅行」の課題について考えてみた[新しい観光スタイル]

みなさん、こんにちは。

前回の記事では「分散型旅行」についていろんな分散の仕方のアイディアを共有させていただきました。

(「分散型旅行」の提案に関する記事) 

japantourism.hatenablog.com

 

今日は

今のままだとなかなか分散できないそんな現状の課題についてお話したいと思います。

ふくろうのイラスト

▽この記事の目次▽

なかなか分散できない理由とその課題

「分散型旅行」っていうのがいいのはわかったけど分散なんて私にはできないよ・・・という人もいると思います。それはなぜでしょうか。

また分散型旅行をしたら楽しいと思ったらあんまり楽しくなかった。その理由と観光産業側の課題について考えてみたいと思います。

 

働き方改革って言われたって

まずは旅行者側の問題。

平日旅は楽しいよと言われても週末しか仕事を休めない、そんな職場にお勤めの方もいるのではないでしょうか。(学校は土日休みだしね。学校には夏休みとか長い休みがあるからまだいいのか??)

そもそも「土日なのに仕事なの?」「平日なんだから仕事でしょ?」という考えが私たちからなかなか抜けない。いろんな働き方がある時代なんだから私たちの感覚も変わっていくといいんだけど。

 

本当は土日休みや固定休に加えてさらに休み、いわゆる有給休暇が取れたらいいですよね。

また連続休暇については欧米諸国みたいに「夏のバカンスは3週間○○島に行くよ!」みたいな感覚が当然になるといいなって思う。けど、ザ・日本人のDDは3週間も職場にいなくて仕事が回るのだろうかと思ってしまう(^_^;)バカンス中に何かあったら「今日はDDさんバカンスか、じゃあ仕方ないね。3週間後にまた連絡しまーす」って感じになるのかな。社内も社外も、いや社会全体がそんな感じなのかな。日本人にこういう文化が浸透するのにはまだまだ時間がかかりそうですね。そんな社会を目指したとしてもそもそも実現するのかむしろ疑問。数十秒電車が遅れただけで“お急ぎのところ電車が遅れまして申し訳ございません”というアナウンスが流れちゃうくらいせこせこしてる日本ですからねー。3週間も休み?そんなに待てるか!ってなりそう(>_<)

DDは恵まれており有給休暇も連続休暇も取りやすい環境に現在いますが、職場によっては有給休暇なんて取れない、連続休暇なんてもってのほかという人もいるでしょう。法律により有給休暇の取得義務(義務は年5日)ができましたが、こういうのって法律ができても経営者や上司などの人々の感覚、はたまた社会全体が変わらないとなかなか難しいよね。

 

私たちは今、新型コロナウイルスの影響で自分の働き方について急に考え始めてますよね。あれ?毎日わざわざ満員電車に乗って会社に行く必要ってある?って今までの当たり前を疑っている。これはチャンスですよー。そんなにせこせこ働かなくてもいいという感覚に人々がなれば有給休暇も連続休暇も取りやすくなるかもしれませんね。

それには業務効率とかいろんなこと考えなくちゃいけない。はぁ、問題山積みだ・・・・゜・(ノД`)・゜・

 

行ったら休みだった!

次の問題点が平日はやっていない施設が多いということ。

 

例えば博物館や美術館は月曜日休みですよね。平日旅に行く時は、行きたい観光施設の定休日を調べてから日程を決めたほうがよさそうです。 

週末しか営業してませんという観光施設やお土産物屋さん、食事施設などがまだまだ多いのが現実。平日にもお客さんが来るなら営業するけど、人がいない日に営業すると採算が取れない。施設や店を開ければ固定費がかかります。利益のことを考えたら混む時だけ営業する方がいいに決まってる。もし、土日も平日も営業して、でも利益が見込めないなら新しい人を雇うこともできず、同じ人がずっと働くことになったら観光産業に従事してる人が働き過ぎになっちゃう(# ゚Д゚)

旅行者が平日に分散して旅行しても休みの施設や店がたくさんあると、せっかくの平日旅もがっかり旅行になっちゃう。

じゃあ旅行はやっぱり週末に行く?

もはや鶏が先か卵が先か状態ですが、せっかく旅行者が旅行の日程を分散したならば、その旅行者が楽しめる環境が、徐々にでもいいから観光地側に整っていくといいですね。

まず旅行者は行き当たりばったりの観光じゃなくて、最初にも言ったけど定休日とか事前に調べておけばいいと思う。 

今は特に新型コロナウイルスの感染拡大状況が日々変わるので、施設や店の営業状況も日々変わります。出かける際はみなさん事前確認をしていることでしょう。まずはできることから、ですね。

(「新しい旅のエチケット」*1より)

 旅先の

 状況確認、

 忘れずに。

 

またウィズコロナ時代になって博物館や美術館を予約するというシステムが根付いてきましたが、博物館や美術館に限らず事前に予約をしておけば「行ったら休みだった」という旅行者側の悩みも、「いつどのくらいのお客様が来るかわからない」という観光産業側の悩みが調整できそうですね。

【じゃらん】観光施設・名所巡り予約はこちら

 こちらも「新しい旅のエチケット」に書いてあります。観光庁の回し者みたいになってるけど違います(笑))

(「新しい旅のエチケット」より)

 予約とり、

 並ばずスムーズ、

 楽しい観光。

 

観光インフラが整わない

・「穴場」について

前回の記事で観光する場所は自分だけの穴場を探してみませんか?と書きましたが、穴場は行きづらい。これはたぶん永遠のテーマだね。いわゆる「穴場」に行くにはタクシーやマイカーで行くしかない。だって行きづらいから「穴場」なわけで当たり前と言えば当たり前です。

 

「穴場」ってすごい山奥とか小さい島とかそんな秘境じゃなくてもいいと思うんですよね。なかなか観光客は集まらないけどその地域の人にとっては大切な場所で、ちょっとした名所だったりするところ、そういうのも「穴場」になるんじゃないかな。

観光地化されてなくて、その地域のことがより深くわかる。むしろそういう楽しさがあると思います。

 

みなさんもまずは近所で、観光地ではないけど名所を探してみませんか?

 

・現地交通について

前回の記事で観光地での移動手段として観光タクシーレンタサイクルをご紹介しましたが、観光バスやレンタカーに比べてまだまだ整備されていない。これも課題かな。

 

リゾート地のように宿泊施設と観光施設や食事施設がひとまとまりになっている方が運営しやすいし旅行者にとっての利便性もいい、イメージとしてはバブル期のリゾート開発とかニュースでも話題になった統合型リゾート(最近このニュース聞かないですね)といったものとか?

またはオールインクルーシブの宿泊施設とか?オールインクルーシブとは宿泊に食事やアクティビティなどが含まれている宿泊施設です。

[一休コンシェルジュ]オールインクルーシブの宿

まぁ、そこまでいかなくてもテーマパークとそのオフィシャルホテルとかスキー場とその周辺宿泊施設も遊ぶところと泊まるところが一体になっているので便利です。シャトルバスがあったりするし。

【じゃらん】ハウステンボスのオフィシャルホテル

【じゃらん】スキー場と雪見風呂

 

だけどやっぱり「分散」という観点からすると、観光地に観光タクシーやレンタサイクルが整備されていたら現地交通の移動手段が広がり、より楽しくなりますね。だからいろんな地域でおいおいこういった観光インフラを整備していきたいものです。

 

まとめ

上には書きませんでしたが、お祭りやイベント、花や紅葉の見頃など季節があるものはなかなか分散できないなぁと思います。やはりその季節だからこそのいいところがありますから。今流行りのオンラインやVRを活用してうまく融合するかな。このへん私はまだまだ勉強中です・・・。なにかいいご意見やアイデアがございましたらお寄せください。

 

あと日本人は元来群れたがる性質があるらしいです。インスタ映えするスポットに人が集まっちゃうのを見てるとわかりますよね。街でも人が並んでいると「なんだろう?」と気になっちゃうし。「分散」は意識して工夫しないといけないですね。

 

よかったから行ってみて!とブログ書くのも

人気の観光地に人を集める、というより穴場の場所をおすすめしていくようにしたいなと思います。

 

では、本日はこのへんで。

ここまで読んでくださりありがとうございましたヽ(・∀・)ノ