あなたはVR体験したことありますか?1回は体験したことあるよーという方もいるのかな。
私はVRって知ってはいたけど体験したことはありませんでした。以前より観光産業にVRを取り入れるとどうなるんだろうと考えてはいました。
そんな私ガ今回とある観光施設で初めてVR体験してきたので、どんな体験だったかその様子を今回はお届けしたいと思います。これはおもしろい!と思ったことと、う~ん、これはまだまだだな、これからに期待!と思ったこと両方お伝えします。
行ってきたのはあの有名な建築家である隈研吾さんの展覧会です。展覧会自体も見応えがあったのでその模様も併せてお届けします。
あなたも観光産業とVRのこれからについて一緒に考えてみませんか?(◠‿・)—☆
VRって?
最近多方面で活用されつつあるVRですが、そもそも「え、何それ?」という方のために
VRについて少しご説明します。
VRとは、Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略で、日本語では「仮想現実」と訳されることが多いです。特殊なVRゴーグル をつけて360°の映像を見ることができるので、まるでその映像の中に自分がいるような感覚を体験することができます。
最近ではリモコンを操作することてで自分の動きが映像に反映させることかできるらしく、よりリアルな体験ができるようになっています。VRはゲームや動画視聴で使うイメージが強いですが、スポーツ観戦や医療で活用したり、ほかの技術と組み合わせることで買い物体験や広告とかプレゼンとかいろいろな業界や場面で活用されつつあります。
観光施設とVR体験
VRの一般的なことがわかったところで
早速、観光施設*1でVRを体験してきたのでご紹介したいと思います。
行ってきた観光施設
行ってきたのは東京国立近代美術館です。
●行き方
地下鉄「竹橋駅」より徒歩3分、「九段下駅」より徒歩15分、 「神保町駅」より徒歩15分
●電話番号:050-5541-8600
行ってきた展覧会
『隈研吾展 新しい公共性を作るためのネコの5原則』という展覧会に行ってきました。
(特設公式サイト)
隈研吾さんはあの国立競技場やJR山手線の高輪ゲートウェイ駅などいろんな建物を設計したあの隈研吾さんです。
このブログでも静岡県熱海市のCOEDA HOUSEや栃木県の宝積寺駅をご紹介したことがありますが、これらも隈さんの設計した建築物です。
(COEDA HOUSEについての記事)
(宝積寺駅に関する記事)
●展覧会の開催期間:2021年6月18日(金)~9月26日(日)
●開催時間については美術館の公式サイトで最新情報を確認してください。*2
●観覧料:一般1,300円 大学生800円
高校生以下および18歳未満、障害者手帳を提示した人とその付添者(1名)は無料
この展覧会は2020年に高知県で開催、2021年初は長崎県で開催したものです。そしてこのたびついに東京にやってきました。
高知も長崎も東京も隈さんのゆかりの地ということで展覧会の開催地に選ばれました。
どんな展覧会?
VR体験の話をする前に展覧会の内容についてお話しします。
まず会場は第1会場(有料)と第2会場(無料)に分かれています。
第1会場は隈さんが携わった建物の模型や図面が展示されており、その展示品にそれぞれに、設計の背景やこだわりなど隈さんの解説がついています。
隈さんの建築は世界中にありますが、この展覧会で紹介されている建築物は展覧会名にもあるように「公共性」が高い建築物が選ばれています。
また映像を使った演出もいくつかあり、第1会場を出た段階ですっかり隈ワールドに浸ることができます。
展示している模型例
先ほど紹介した
- 国立競技場(東京都)
- 高輪ゲートウェイ駅(東京都)
- 雲の上の図書館(高知県)
そのほか日本以外では
- ジャパン・ハウス・サンパウロ(ブラジル)
などなど
模型を見て行ってみたくなったところ
いつか行ってみたいなぁ(・∀・)
第2会場では
復興と建築をめぐるインタビューということで
モニターがいくつか並び、東日本大震災や熊本地震に関連した建築物の関係者や隈さん自身のインタビューが放映されています。
そのほか展覧会名にもなっているネコについての展示もあります。これはプロジェクションマッピングを使い、音と映像で興味深く、ある意味アートな展示でした。
体験したVRってどんなの?
ではいよいよVR体験についてです。
今回体験したVRは第2会場の一角で行っています。 360度の映像をVRゴーグルをつけて見ます。
約7分の映像で、第2会場の入り口付近で時間指定の整理券を配布しており、無料です。
VRゴーグルに限りもありますし、密を避けるためにも人数限定で行っているのでしょう。
私が体験したときは参加者5人でした。
それに対して美術館の係の人が7人くらいいたような・・・(多いな(^_^;))
集合時間になると、美術館の係の人から注意事項やどんな画面になったら映像終了かなど簡単な説明があります。参加者はあらかじめ用意された椅子に座り、 VRゴーグルを1つずつ渡されます。VRゴーグルをつける前に 不織布のよごれ防止マスクをつけ、ゴーグルが直接肌に触れないようにします。ゴーグルを取り付けると映像が始まります。
映像の内容
映像の内容は
富山県にある「TOYAMAキラリ」という複合施設の外観の映像と建物内部をドローンが撮影した映像です。
(TOYAMAキラリの模型は第1会場で展示されていました)
この建物の映像を見ることができるというわけです。
外観映像には富山市内を走る車や路面電車の映像が音付きで流れ、まるで富山に行ったような気分になります。このへんがVRのおもしろさですね。
内部の映像はドローンで撮影した映像ですので、実際にその場所に行って見る角度の画とは異なるためリアルな体験というよりは興味深い映像を360度で見ることができた、という感じです。
映像はVR体験エリア入り口付近のモニターで流れていた内容と同じだったので、新しい情報はなくその点はちょっとがっかりかな。けど、平面の画面で見る映像と360度VRで見る映像の違いをより体感することはできました。そういう意味ではVRの良さを体験することができたと言えます。
感想
全体的な感想としては
私の頭が固いのか、心が大人すぎるのか(^_^;)「現実に感じる」ほどの体験ではなかったです。
またゴーグルの不良なのか映像の設定の問題なのか、なかなか映像が流れず、何度もゴーグルをつけたり外したり、そのたびに不織布マスクはずれるし前髪は崩れるし、なんだかなーという気分になりました(。•́︿•̀。)
係の人がたくさんいるので対応はしてくれるんですけど、まだまだだなぁという印象は否めません。
ウィズコロナ時代の観光施設
まだウィズコロナ時代ですので、美術館では感染症対策としてマスクをつけて静かに鑑賞します。
一人で来ている方が多かったので、みなさん静かに鑑賞していました。
事前予約
あと
展覧会に行く際は、日時指定の事前予約をしましょう。
インターネットで日にちと時間を選んで予約します。クレジットカードで決済を済ませておきます。すると当日美術館では、事前にメールで送られてきたQRコードを入り口で見せて入場することができます。
当日券の販売もありますが混雑状況によっては整理券の配布などの対応がされるそうなので、公式サイトにも書いてあるように事前予約をお勧めします。
観光施設は思い立ったときにふらっと行く、という方は事前予約はなかなか慣れないかもしれませんが、混雑緩和のために慣れていきましょう。
今は出かけるときは、最新情報を調べて予約できるものは予約する、そんな時代です。
事前予約は有料の方だけでなく、無料の方も予約することができます。その場合は0円の予約をすることになります。
まとめ
観光施設でVR体験、おもしろい試みだと思います。ただ、その活用の仕方次第かなとは思います。
観光施設などの観光地で体験するのか。どんな映像にするのか。どんな体験にするのか。
今回私が体験したように、遠く離れた土地の映像を見ることでまるでその場にいるような体験を提供することもできます。
○VRゴーグル○
映像次第で時空を超えることもできるでしょう。
デジタル技術を使えば江戸時代や平安時代など過去の映像とその場所と観光客を結びつけることだってできます。
例えば、江戸時代の江戸を東京で見るとか、大政奉還を二条城で体験するとか、平安時代の映像を京都で体験するとか・・・。
ほかになにかいいアイディアありますか?(^o^)
VRゴーグルはスマホ用もありますので、オンラインツアーに活用もできそうですね。
○VR関連グッズ○
施設でVR体験する場合は同じゴーグルを多くの人が使うことになりますので、衛生面の配慮が必要です。ウィズコロナ時代は感染症対策にもなります。
今までの常識にとらわれない新たな発想で楽しい体験を生み出していきたいものです。