さて旅行記第3弾はMOA美術館です。
前回の記事にも書きましたが
目が見えないと視覚以外の感覚を使って楽しめるものを観光素材として選びがちです。
だから私は美術館は普通は選ばないです。
全国には触れる美術館なるものもいくつかあるそうで
そういうのなら楽しめるのかなぁとぼんやり考えたことがあります。
ただそこまで行きたいかと言われると少々疑問。
本当はもっとそういう施設が魅力ある施設(なのだとは思いますが)で
それを発信する力が強ければ
行きたくなるのかもしれません。(少なくても私には)
で、今回は同行者の一人が行くと言い出したので行っただけです。
モチベーションが低くてすみません。
そんな感じで行ったもんだから
楽しみ方も楽しませ方もわからない。
まず入り口まで遠い。
斜面を活用してるからでしょうがエスカレーターを何回も乗り継いで7階くらいまで上がってようやく入り口。
目が見えないとエスカレーターってちょっと大変なんですよね。
階段よりはいいけど。
それだけ昇ったから入り口前からの景色は絶景です。
初島が見えました。
美術館はこんな感じ。
よく見る写真ですね。
ちなみに館内からはこんな感じ。
では、美術館内ですが
展示品が並んでいるところは暗かったです。
私の家族は視覚障害者といっても明暗は若干わかるので
暗さを感じ
むしろ暗くて怖かったようです。
展示品は目が見えないとなんにも見えませんから
ただただ引っ張って歩き回って、見終わってしまいました。
私自身がそれほど心揺さぶれたわけではないからなのか
途中説明文を読んであげたりはしましたが
視覚障害者で美術館はやはり無理があったかなぁと少し落ち込みました。
やはりほかの感覚で楽しめる観光素材を探してみたいと思います。
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ともやもやしていたところ
こんな記事を発見しました。
全盲で美術館を楽しむ白鳥さん。「見えないから大変」の言葉がしっくりこない | ハフポスト
目からウロコでした!
今までは前述したように視覚以外で楽しめる観光素材を選ぶようにしていたため
美術館は考えてもいませんでした。
人間には五感以外に想像力という力もあるんだなと感じました。
そう考えると
まだまだいろんな人が楽しめる場所やコトはたくさんあるんじゃないかと思います。
周りを見回してユニバーサルツーリズムという観点から
ほかにも新しい観光素材を探してみたいと思います。
以上ユニバーサルツーリズム関連でした。