Japan Tourism by DD

Japan Tourism by DD

日本の観光産業を応援するブログです!観光産業で働いている方も、旅行が好きなそこのあなたも、日本の観光を一緒に盛り上げましょう!(このサイトは一部広告が含まれております。)

観光産業の統計情報~戻りつつある小さな灯火~

みなさん、こんにちは。

先日、近場の観光地を散歩していたとき、そこの自治体の観光担当の方に声をかけられたDDです。

目的や交通費などのアンケートでした(´∀`)

調査ってこんな地道に行うんですね!

 

では、本日は

観光産業の統計情報が更新されたのでお知らせします。

 

はじめに

以前の記事でもお伝えしましたが

当ブログでは

旅行者数、宿泊数、消費額

の統計情報を取り上げたいと思います。

シルバーブレットさんによる写真ACからの写真

 

(2019年と2020年1~3月の統計情報を掲載の記事)

japantourism.hatenablog.com

 

2020年4月以降

以前の記事では、2019年は過去最高の数字から一転、2020年1月~3月どんどん旅行者数も消費額も低迷したお話をしました。

そして、4月以降は一部の統計情報が出ていたのでお知らせしましたが、その数字は目を見張るほどの激減ぶりでした(´・ω・`)

本日は、以前お知らせした項目以外の数字が更新されましたので、掲載したいと思います。

 

旅行者数

まずは旅行者数。

日本人国内延べ旅行者数(カッコ内は前年同期比)

(2020年4月~6月)※速報

宿泊 日帰り
1,601万人(▲80.9%) 2,113万人(▲73.7%)
3,714万人(▲77.4%)

 

月別に見ると、4月が▲81.1%、5月が▲84.2%、6月が▲64.4%ということなので、政府の緊急事態宣言発令中が特に少なかったことがわかりますね。あの頃はとても旅行なんてできる状況ではなく、みんなで医療崩壊しないように必死だった印象です。いろんな店や会社が休業で街も電車もがらがらだったなぁ。

 

訪日外国人数

(2020年4月~8月)※4月は再掲

4月(暫定)
2,917人

▲99.9%

5月(暫定)
1,663人 ▲99.9%
6月(推計)
2,600人 ▲99.9%
7月(推計)
3,800人 ▲99.9%
8月(推計)
8,700人 ▲99.7%

 

こちらも5月が最も少なく、6月から徐々に増えつつあります。

そして、5月の1663人のほとんどが観光ではなく、留学や研修の再入国、駐在員など外交や公用の方々です。訪日外国人数ではありますが、訪日観光客ではありません。

 

宿泊数

延べ宿泊数(日本人)

(2020年4月~7月)※4月は再掲

4月(第2次速報値)
   950万人泊

▲75.9%

5月(第2次速報値)
   766万人泊 ▲81.6%
6月(第2次速報値)
1,406万人泊 ▲61.2%
7月(第1次速報値)
2,258万人泊 ▲45.7%


延べ宿泊数(外国人)

(2020年4月~7月)※4月は再掲

4月(第2次速報値)
20万人泊

▲98.2%

5月(第2次速報値)
13万人泊 ▲98.7%
6月(第2次速報値)
18万人泊 ▲98.1%
7月(第1次速報値)
32万人泊

▲97.0%

 

宿泊数においても

5月が一番少なく、7月の日本人の宿泊数は昨年の半分まで戻ってきています。これは7月22日からGoToトラベルキャンペーンが始まった影響でしょうか。

 

消費額

日本人国内旅行消費額

(2020年4月~6月)

宿泊(前年同期比) 日帰り(前年同期比)
6,646億円(▲85.4%) 3,394億円(▲76.5%)
1兆40億円(▲83.3%)

 

これも月別に見てみると

4月が▲87.8%、5月が▲89.2%、6月が▲70.1%ですので

旅行者数同様5月が最も少なく、6月から徐々に戻ってくるのか?!と思える数字です。

 

訪日外国人消費額

2020年9月18日現在、未発表です。

しかしそもそも訪日外国人がいないので、消費もないでしょう。 

 

 

【参考にしたサイト】

訪日外客統計(報道発表資料)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)

宿泊旅行統計調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

旅行・観光消費動向調査 | 統計情報 | 統計情報・白書 | 観光庁

 

さいごに

総じて4月から5月の緊急事態宣言下において、観光産業の統計情報はどの数字も最低値でした。 

訪日外国人はしばらくは戻らないでしょう。今は、日本人が日本を楽しむとき。訪日外国人はいつか戻ってきます。そのときに2019年よりも魅力的な日本になっていたい。

6月以降徐々に戻りつつあるこの観光産業の灯火を消してしまわないように。火打石で必死におこした火を大切に大切に大きな炎にしていくように。

観光産業の皆さんも観光客の皆さんも、守っていきましょう、この産業をヽ(´▽`)/