JALの自動チェックイン機などのタッチパネルが非接触になったというニュースは知ってましたが、いったいどういうことなんだろうと思っていました。
みなさんはタッチパネルなのに接触しないってどういうことか想像できますか?
先日たまたま非接触になったタッチパネルを体験してきたので、今回の記事ではその感想をお伝えします。
また、航空業界の今がわかるおすすめの本を見つけたのであわせてご紹介しますね。飛行機好きの方、必見です(^^)
▽この記事の目次▽
【JAL】のタッチパネル非接触化
タッチパネルの非接触化について、JALのプレス発表はこちらです。
タッチパネルってタッチするからタッチパネルって言うのに
非接触化にしたらもうタッチじゃないじゃんって思いました(^_^;)
タッチパネルなのにタッチレス。
もう困惑です。
タッチパネルの操作はどんな感じ?
DDが体験したのは羽田空港の自動チェックイン機です。
チェックインは今は事前にWeb上で行う方が多いと思います。
自動チェックイン機は、事前に座席指定ができなかった(最近は全然混んでないのでだいたい事前座席指定できますが・・・)、領収書を発行したい、そんな時に使う機械です。
非接触になったタッチパネルの自動チェックイン機は
画面に指を近づけるだけで、画面の操作ができます。
実は私、タッチパネルが非接触化になったのをすっかり忘れていて、今までと同じように画面に触ろうしたんです。そしたらタッチする前に画面が反応したので、びっくりして、そういえばタッチパネルが非接触化したっていうニュース見たなって思い出したんです(^_^;)
つまりどういうことかというと、機械そのものの見た目は今までと変わらないんです。けど、タッチしなくても操作ができる。本当にタッチレスなので感動します!まるで未来を描く映画に出てくるような・・・そんな感覚です(^^)
うっかりタッチしちゃうので、むしろ利用者側が慣れるのに時間がかかりそうです。
どんな仕組み?
タッチレスなタッチパネルの仕組みは
JAC 日本エアロスペース株式会社という会社の「エアクリック」(Air Click (j-aero.co.jp))という製品を使用しています。
画面にタッチレスセンサーを取り付けることで、パネルから人に害のない低度の赤外線が出て、それに反応して画面の操作ができるという仕組みです。
タッチレス用に機械を作るのではなく、既存の機械にセンサーを後付けで取り付けることで非接触化できるんです。だから自動チェックイン機も機械そのものの見た目は今までと変わらなかったんですね。
この仕組みはコスト面でとても助かりますね。
ウィズコロナ時代にぴったり
さらにこの製品は
人と同じ物を触ることがためらわれるウィズコロナ時代にとてもぴったりな製品です。
最近いろんなものの機械化が進んでタッチパネルも増えましたよね。世の中のタッチパネルがすべて非接触化すればいいのになーと、ひとりの利用者として思います。
この「エアクリック」、最近では某スーパーにも入れ始めているみたいですよ。どんどん広がるといいな。
ウィズコロナ時代とアフターコロナ時代の航空業界を学べる本
話は変わりまして
先日『コロナ後のエアライン』という本を見つけたので、読んでみました。航空業界の今とこれからを知ることができる本でした。
著者は航空・旅行アナリストの鳥海高太郎さんです。
テレビなどのメディアやネット記事でもよくお見かけするので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
そんな鳥海さんが書いたこの本は、コロナ禍になってからの日本と世界の航空業界について分析したり、独自取材したことなどが書かれおり、たくさんの情報が詰まっています。
出版は2021年4月ですが、2021年3月に執筆されたようで、
2021年3月と言えば、東京オリンピックの聖火リレーは始まったけど、オリンピックを開催するかしないかはまだ決まっていない。
そんな時期に書かれたこの本は
- コロナ禍が1年以上続いている状況。その中で航空業界に起こったこと
- 航空会社が大変だったこと
- 工夫していること
- 新しく取り組んでいること
- そして航空ファンの気持ち
- コロナ後の航空業界
・・・そんなことが書かれています。
主に起こった事実が綴られている本にもかかわらず、最後じんわり感動しちゃいました(^_^;)
観光産業従事者の一人として
日本の観光産業を盛り上げたい一人として
ただただ旅行が好きな者として
「うん、頑張ろう」ってそんなふうに思えました。
私も以前アフターコロナ時代の航空業界についてどうなるかなーっていう記事を書きましたが
著者も同じことを書いていました。
今回のコロナ禍を通じて、ビジネス需要においてはリモート化がすすんだことで出張がある程度減る可能性が高いといわれている。だが、旅行においては人間が現地に行かないことには満足感が得られず、ステイホームが長く続いたことで、どこかへ出かけたいという需要が根強いことも判明した。(『コロナ後のエアライン』より)
ほんとそう思う。人間にとってどこかに出かけることって必要なんだなってこのコロナ禍に思い知らされました。
気になった方は『コロナ後のエアライン』 ぜひ手に取ってみてください。
過去の関連記事
●コロナ禍の搭乗記
●アフターコロナ時代について
さいごに
出張で移動する人がこれからは減ってくると私たち観光産業の業界内でも考えています。やっぱりこれからは観光です!
訪日観光客が戻ってくる前に日本での観光がもっと楽しくなるような土台作りをどんどん進めておきたいと思います。
みなさんは観光産業にどんなモノやどんなコト(最近こういうのを「コンテンツ」って呼びます。)があったら楽しいですか?
ぜひ私と一緒に考えてみませんか?